心的外傷後ストレス障害を患ってしまった芸能人・有名人

心的外傷後ストレス障害（PTSD）というのは生命の危機や今まで経験したことがないトラウマ的な出来事を体験していると

心にそのトラウマや衝撃的な出来事が残ってしまい、ストレス障害を引き起こしてしまうものです。

2011年に起きた東日本大震災の後では心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症させてしまう人が急増して、話題になりましたよね。

目の前で大切な人が死んでしまったり、非日常的な出来事を体験しているとその記憶がフラッシュバックしたりして、似たような出来事が起きた時に現実への拒否反応を起こすことがあります。

心的外傷後ストレス障害（PTSD）を患ったとされる芸能人・有名人について今回はお話していきますね。

スポンサーリンク

川栄李奈さん

日本の女優。女性アイドルグループAKB48の元メンバーである。愛称は、りっちゃん。神奈川県出身。エイベックス・ヴァンガード所属。

出典：川栄李奈 – Wikipedia

AKB48の一員として人気があった川栄李奈さん。

めちゃめちゃイケテルの「おばか」を決めるテストではなかなかの好成績（？）を残し、お茶の間にたくさんの笑いを届けてくれましたよね。

珍回答連発で見ていた本当に面白かったのですし、明るくて好感度の高いキャラクターでした。

しかしそんな川栄李奈さんに悲劇が襲ったのは2014年５月２５日。

ABK握手会傷害事件が起きてしまったのです。CDやグッズの購入者への特典として好きなメンバーと握手することができる握手会。

「逢いに行けるアイドル」像としてAKBは芸能界で存在しているのですが、この逢いに行けることを利用した犯罪が起きてしまったんですよね。

後輩の入山杏奈さんをかばったために手に傷を負ってそのまま病院に搬送をされました。

犯人は発達障害の診断を受けた事が有る男で事件の時に仕事を失い、その気晴らしのために犯行に及んだとされています。

いきなり「刺されてしまう」という衝撃的な出来事があったために肉体に負った傷よりも深く精神的な部分に傷を負ったのではないか？とされています。

その後、川栄李奈さんは仕事復帰を果たしましたが事件から一度も握手会への出席はせずに2015年３月２６日をもってAKBアイドルグループを卒業しました。

丸岡いずみさん

丸岡いずみさんはタレントであり、現在はフリーアナウンサーとして活躍されてします。

丸岡いずみさんがptsdを発症されてしまったきっかけとなったのは、「東日本大震災の取材」です。

震災が起きた土地への取材中に日常的な生活が失われ、現地の変わり果ててしまった現実を直面しているときに心に大きなダメージを負ってしまったのでしょう。

その時の出来事がフラッシュバックし続けてしまうことで鬱病を発症し、予定していたテレビ番組の出演をキャンセルしました。

読み上げる文字が「ぶるぶると揺れ動いたり」「文字を文字として認識することができない」という症状が起こったからです。

その後なんと４年間も鬱病を闘病する生活へと向かって行きました。

しかし無事回復し、その時の出来事や鬱病やPTSDへの理解を深めてもらうために、知ってもらうために本を出版をしています。

「報道の人間なのに、震災地にいったら精神的に傷ついたとか、弱くない？」

なんていう人があるのはちょっと衝撃的ですよね。

鬱や心的外傷後ストレス障害には程度はあまり関係ありません。その人がどれくらい傷を負って辛い思いをしているかは他人にはわかりませんからね。

実は震災地に行く前にしっかりと心的外傷後ストレス障害に対する理解を促す講習会への参加を丸岡いずみさんはしていたのですが、予想していた以上の悲劇を目の当たりにしたのでしょう。

まとめ

心的外傷後ストレス障害を患ったとされる芸能人の方は今のところは２名だけです。

しかしこの疾患は誰にでも起こりうるものだということは忘れないでくださいね。

心的外傷後ストレス障害事態の認知度が低いために、この疾患だったとしても「鬱病」と認めれることがありますので実際には多くの方がこの病気に悩まされていると言っても良いでしょう。

スポンサーリンク